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セクション説明

準決勝にあたって、セクションのレイアウトが若干変更されました。そのため、セクションの通りかたも変わっていますので、まずはこちらの説明から。

<第1セクション>
ケーブルコアの一番低いものに立て掛けられ、ケーブルコアへの登り口となっていたパレットが取り除かれ、ケーブルコアのケーブルを巻く部分に直接飛びつく方向へ、セクションのインのラインが変更。セクションインしたら、ケーブルコアを4つ登り、やぐらの上で折り返して、再度ケーブルコアを4つ下って、地面まで降りたところであうと。

<第2セクション>
予選の第2セクションとは逆に、やぐらの向こうに設置された、1.5mずつの二段になったステアをやぐらの下からインして、やぐらの頂上まで上がって折り返し、ステアを降りて地面まで来たらアウト。

<第3セクション>
予選の第3セクションを、やぐら右手の地面から折り返してくるパターン。セクションインしたら、高さ60cm程度のステージ状のステアに上がり、何も置かれていない方のコンパネの坂をやぐらの頂上まで上がります。折り返しはU字溝がランダムに配置された下り坂で、ステージを再び通過して地面までおりればアウト。

<第4セクション>
予選の第4セクション逆走パターン。ドラム缶で作られた段違いの3本の円柱状のものを、一番低いものの方から上がりはじめ、やぐらの頂上まで登っての折り返し。地面まで降りたところでアウト。

<第5セクション>
予選の第5セクションである「洗濯板セクション」のパレット配置を変更。パレットで作った三角山を増やし、間隔も広げる事で難易度をアップしています。また、通過ルートも予選とは違い、洗濯板を往復してから、予選より高さが上げられたバーを飛び越えてようやくアウト。とても「スピードセクション」とは思えないようなキツイもの。

準決勝

走行順は予選の下位選手からと言う事で、再び三野選手がトップバッター。
第1セクションでは、ひとつ目のケーブルコアになかなか取り付く事ができず苦戦模様。助走距離が3コギ分あるかないかというスペースで、いろいろとアプローチを変えてチャレンジしたものの、登りきれないままの残念な時間切れ。しかしその果敢な姿に、ギャラリーからはたくさんの拍手がよせられていました。
第2セクションは、二段目のステアからやぐらに上がるために、意図的な足付きで1点。
第3セクションでは、U字溝の下り坂、最後のひとつの脇を通過するさいに、後輪の軸がコーステープからわずかに出てしまい、残念な5点。
第4セクションは難無くクリーンで、注目は第5セクション。「30秒以内ならクリーン」というアナウンスが空しく聞こえるこのセクションでは、今度は前輪がコーステープを割ってしまい三たびの5点を献上してしまいました。

第二走者の高木選手も第1セクションには泣かされました。2回めまでのトライは、上がりきれないまでも足付きなしのリカバリーを見せていましたが、3回めのトライを失敗したあと、両足付きの5点。
第2セクションは三野選手と同じく、やぐら頂上へのステアを足を付いて上がって1点を使ったものの、下りのステアは着実にマイケル>ダニエルで下りきりました。
第3セクションではやぐらの頂上にあがったあと、ダニエルでの方向転換+ダニエルジャンプを披露するなど、サービス精神旺盛な一面も覗かせていました。さすが関西人といったところですかね(笑)。U字溝の下り坂も慎重に下り切ってクリーン。
第4セクションでは、ドラム缶柱へののぼりで、着地のさい、2回とも思わず足が出てのもったいない2点。
第5セクションは往路のなかば、パレットの三角山を沿わせておろした前輪が平らなパレットの板と板の間を食ってしまったか、前転ぎみで落車してしまい残念な5点となってしまいまいた。

準決勝第1セクションを初めて制したのは、第三走者の長屋選手。1回めのトライでケーブルコアに取り付いた後は、危な気なくケーブルコアを往復し、クリーンでまとめました。そして続く第2、第3、第4セクションも余裕の走りで、計4つのセクションをすべてクリーンでアウト。
他の選手に大きくプレッシャーを与えつつ、トライした第5セクション。往路では1m以上離されたパレットの三角山を、ダニエルジャンプで前輪をハンガーさせるまで渡すパフォーマンスを見せたものの、復路の同じ箇所で前輪がかかり切らず残念な足付き1点。
ゴール手前のバーはこれまた初めての成功となりましたが、ラップタイムが1分を越えたため、2点減点。この場合は、セクション内での減点と、ラップタイムによる減点で、減点数が多い方を第5セクションの減点数とみなすため、2点減点の方が採用されました。
しかしそれでも、この減点2がトータルでの減点数そのもの。この時点での暫定トップとはいえ、実質トップに限り無く近い減点数だったのでした。

続く宮岡・古川・寺井三選手には、長屋選手の走りがかなりプレッシャーになったと思われたのですが、なかなかどうして、上位を争う選手というのは、こうも強心臓なんでしょうか。
終わってみれば三選手とも第1セクションから第4セクションまでオールクリーン。第5セクションの減点数…しかもラップタイム差のみでの争いとなったのです。
第5セクションのラップタイムは、出走順に
  宮岡選手   1分11秒
  古川選手   1分18秒
  寺井選手   0分33秒
の結果。第三走者の長屋選手は、第5セクションのラップタイムが1分24秒だったため、あえなく4位に転落。下のリザルト表どおりの順位が確定したのでした。

この結果から決勝戦は、寺井・宮岡・古川三選手により争われる事になりました。セクションのレイアウトはさらに変更され、難易度が上げられるうえ、すでに2回走り終えた疲労が蓄積された状態で戦いになって行きます。

準決勝リザルト

順位

氏名

出身地
使用バイク
1
2
3
4
S
1

寺井 一希

埼玉 Monty 221
0
0
0
0
1
1
2

宮岡 啓太

愛媛 Koxx XTP
0
0
0
0
2
2
3

古川 直樹

岐阜 ECHO TEAM
0
0
0
0
2
2
4

長屋 佳政

岐阜 Monty 221 '05
0
0
0
0
2
2
5

高木 祐貴

大阪 Monty 221 '04
5
1
0
2
5
13
6

三野 明飛夢

香川 Monty 221
5
1
5
0
5
16
の上位3選手が予選通過。同点選手の順位差はSセクションのタイムによるものです。

 

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